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身近なところに潜む食中毒

腹痛や下痢、おう吐などの症状が急に出たことはありませんか。そんなときに疑われるもののひとつが「食中毒」です。食中毒は、飲食店などで食べる食事だけでなく、家庭での食事でも発生しています

 

5月のヘルパー定例会議で、食中毒予防対策について研修を行いましたので、ご紹介いたします。

 

食中毒の原因にはいろいろあります。おもな原因は細菌とウイルスです。

 

食中毒の発症原因の60%は細菌性によるものです。

 

食中毒の主な細菌と予防ポイント

 

腸炎ビブリオ

どこにいるの?⇒ 海水 海底の泥のなか

何からくるの?⇒ 海水温が17℃をこえると、増えてくる

海で採れる魚・貝などにくっついて

魚介類を扱ったまな板、包丁、ふきんに付いて、調理の際に手指に付いて

菌の特ちょう

数が増えるスピードが速い、(1個の菌が2時間で2千個以上)

真水では生育できない(塩分2~5%を好む)

加熱に弱い(6015分程で死ぬ)低温(4℃以下)では増えない

症状は?

潜伏期間8~24時間 激しい腹痛、下痢(水様便)まれに嘔吐、発熱

予防ポイント

・魚介類はまず水道水で良く洗い流す。(真水に弱く、除菌できる)

・魚介類用の調理器具は専用のものにする(二次感染を防ぐ)

・短い間でも、冷蔵し、できるだけ低温にしておく(増やさない)

・調理後は早く食べる(菌の増える時間を与えない)

・アサリなどの貝の砂出しは、蓋をして行う(菌をまき散らさない)

※新聞紙などで蓋をするとよいそうです。

サルモネラ菌

どこにいるの?⇒鶏、うし、家畜、ペットなどの動物の腸の中、うなぎ、スッポン、亀

 

何からくるの?⇒ 卵を使った料理・生菓子・食肉、鶏肉(生)、動物(ペット)のふん

         ねずみ・ゴキブリが運んでくる

菌の特ちょう⇒  しっかり加熱すれば死ぬ。少量の菌数でも発症することがある

         低温でも生きている。乾燥には強い

症状は?⇒    潜伏期間 8~48時間 下痢、腹痛、発熱(高熱になりやすい)

         

予防のポイント

・食肉やスッポンは生で食べない(菌がついていることがある)

・卵は冷蔵保管し期限内で早めに使う(10℃以下の保存条件で、賞味期限を設定してある)

・卵を割ったら、直ぐに調理して食べる(割った卵は金が増えやすくなる)

・卵や肉の調理ではしっかり火を通す(75℃1分間以上の加熱により菌を殺す)

・肉類を調理したまな板や包丁を、洗浄・消毒する(二次汚染を防ぐ)

・食肉や卵を触った手をすぐにせっけんで洗う(手指からの汚染を防ぐ)

・トイレの後や調理前には手洗い、消毒する、トイレで便を流すときは換気を忘れずに、できれば水がはねないように水圧を低めに調節(ふたをしめて流す)

(健康な人でも保菌している場合がある)

カンピロバクター

どこからくるの?⇒ 鶏、豚、牛などの食肉に付いていることがある菌です

          新鮮な肉にもカンピロバクターは付いていることがあります

          菌が付いていても、色、味、匂いに変化はありません

症状は?⇒     潜伏期間2~7日後から腹痛、下痢、発熱などを発症します

予防のポイント

・鳥刺しなどの生肉や生焼けの肉は食べない

・肉は中心部までしっかり加熱する(75℃で1分間以上加熱)

・生肉を触った後の手や調理器具はしっかり洗浄・消毒する

・肉ジルガ、サラダや果物などの生で食べるものや食器に付かないようにする

・焼肉やバーベキューを食べる際は、焼く箸と食べる箸を使い分ける

しっかり予防して、食中毒にかからないようにしたいですね。 大橋